2018年春

バーチャルウォーター

皆が知らずに使っている水の事です。水道計には出て来ません。
例えば・・・
おにぎり一個を作るには水田で稲を育てます。
牛肉は肉牛を育てなければなりません。
で、
おにぎり1個を作るには約270ℓ、300gの牛肉がお皿に乗るまでには約6200ℓもの水を要します。

食料自給率の極めて低い産油国(米国除く)などが、得た外貨で輸入する食料を生産する時に投入された水も一緒に購入していると考え算出し、世界的水不足、不均衡を問題化するのに考えられたものです。水の輸送コストは膨大で割に合わず、代わりに製品の生産過程で使用する水を考慮することでコストダウンを図るという輸入側からみた使い方もありです。
日本に住んでると実感が湧きませんが、水は貴重で立派な資源なのです。

目の前のモノ一つとっても沢山の過程が見えて来て、世界観が広がります。