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2018年春

オリーブ

成長が早い。
あっという間に玄関横の表示が隠れてしまう。

連休?日本は祝日が多過ぎませんか?
昭和の考え方か・・・

1日(火曜)と2日(水曜)は通常通りやってますからね。
周囲はお休みみたいですが、うちはそんな余裕なし(笑)

2018年春

新緑の候

季節の言葉から周囲への健康を気遣う言葉・・・と、堅苦しいけれどそれはそれで美しい慣習だと思います。

勤務医の頃は同じ施設内の、さっき世間話をしていた医師への紹介にも

「平素より大変お世話になっております。云々・・・」

と書き始めるのですが、これホントにみんな読んでるのかな?と思ったことがあり、試しに

「窮鼠より大変猫を噛んでおります。云々・・・」

としたところ、やはり誰も気付かないという(笑)

2018年春

It’s drizzling.

「雨がしとしと降っている」と思い出すのが有島の遺書です。
本当は「雨がひどく降っている」なんですが、「しとしと降っている」で覚えていて実際には違ったので覚えているという・・・

「山荘の夜は一時を過ぎた。
雨がひどく降ってゐる。
私達は長い路を歩いたので濡れそぼちながら
最後のいとなみをしてゐる。
森厳だとか悲壮だとかいへばいへる光景だが、
実際私たちは戯れつゝある二人の小児に等しい。
愛の前に死がかくまで無力なものだとは此瞬間まで思はなかった。」

というヤツです。この一文はソラで言えます。

2018年春

祭りの後

それはあたかも祭りの後。
荘厳な筈の神社にとても似つかわしくない派手な看板と大きな声、集まってくる人、人、人。
その対比が妙に調和し安心する。
裏ではせっせと仕込みをし、パフォーマンスも派手に片手で収まるがハイカロリーなものを売り、今日しかないとそれを買う。
人混みに流され前へ前へと押し出され、次々に出てくる見慣れているが特別なものを買い漁る。
どこまで続くのか先の見えない道を意思とは無関係に進んだ先には何があったっけ?
それも忘れるくらいの高揚感。

しかし・・・翌日には元通り人気のない神社。
何事も無かったかのように、片付け遅れた派手な露店だけがちらほらと、そこで昨夜なにが起こっていたかを物語る。
ハッキリとは思い出せない。
そこに居た筈なのに・・・。

本当?本当はしっかり覚えているでしょ?思い出したくないだけでしょ?

でも覚えてるでしょ?

2018年春

beautiful day?

やはりいっぱいいっぱいだったのだ。
堪えていたのだ。
最後に一気に噴き出す。
止まらない。
声がする。
気丈に、複雑に、転換し、両の足を踏みしめそこに立つ。
悔しいし申し訳ない。
ただ見つめ何も言わない。
でも伝わる。しっかりと。
託し出るが、前は見えないほど雨は降っていた。
僕の周りだけ。

2018年春

上田三四二

瀧の水は空のくぼみにあらはれて 空ひきおろしざまに落下す
上田三四二

上田はアララギ派の歌人で医師です。大腸癌と膀胱癌を患い65歳で亡くなりました。
これは那智の滝を詠ったもののようですが、小学生のとき何度か行きました。三筋の滝は本当にキレイです。