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マンモグラフィーの圧迫圧の単位は「ニュートン」を使います。「キログラム」でも良さそうなもんですが、全然違います。
「ニュートン」は「力の強さ」を表し、「キログラム」は質量です(因みにだいぶ前にブログで、フランスにあるキログラム原器が無くなってプランク定数で質量を表すようになるって話を書きましたね)。
力の強さ「F」は「F=ma」。どんだけの質量のもんにどんだけ加速度がつくかてこと。
「m」の単位はkgで「a」は加速度だからm/s2。
だから力の強さは1N(ニュートン)=1kg・m/s2。
1㎏のものに1m/s2の加速度をつけるのが1ニュートンです。
うちのマンモグラフィーはひとによりますが100~130ニュートンで圧迫します。
そりゃ少々痛いですが、3次元の立体を2次元のフィルムに投影する検査です。薄くする方が重なりが無くなるし、何より被曝量が激減します。
優しく圧迫するのは実は全く受診者のためになりません。やらない方がマシ。
やるならきっちり圧迫するのが本当にその人のためになります。
明日も心を鬼にして「ぎゅーっ」て。